岡山県・行基菩薩:縁の社寺・温泉

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社寺・温泉:一覧

名 称
場 所
内   容
・恩徳寺・岡山県
・岡山市
・天平勝宝2年(750)、行基菩薩が巡錫で当地を訪れた際、自分と等身大の薬師如来像を彫刻し、一宇を設けて本尊として安置したのが始まりとされます。※一般的に行基の没年は天平21年(749)2月2日とされる為、恩徳寺の創建年が正しければ既に行基は没していた事になります。
円通寺・岡山県
倉敷市
・創建年などは不詳ですが、奈良時代に行基菩薩によって開かれたとの伝承が残されています。江戸時代後期には良寛和尚(越後国出身)が修行した地としても知られています。
蓮台寺・岡山県
倉敷市
・天平5年(733)、聖武天皇の勅願で行基菩薩が創建したと伝わる寺院です。伝承による行基が瑜伽山(由加山)で厳しい修行を行うと観音菩薩の霊徳を感得し、それを模した十一面観世音菩薩を自ら彫刻し、一宇を設けて本尊として安置したと伝えられています。
・不洗
・観音寺
・岡山県
・倉敷市
・天平年間(729〜749年)、稽文会・稽主勲父子が天界から得た霊木から観音像を彫刻、行基菩薩と菩提僊那が開眼供養を行い当地に安置したと伝えられています。その後、増慶の霊夢に本尊である観音像の化身が立ち、その御告げに従い、不洗観音寺を創建したそうです。
・経ヶ丸
・観音院
・岡山県
・井原市
・天平3年(731)、行基菩薩が観世音菩薩像を安置したのが始まりとされます。その際、山頂に法華経を納めた事から「経ケ丸山」の名称の由来となっています。
・嫁いらず
・観音院
・岡山県
・井原市
・天平9年(737)に行基菩薩が本尊となる十一面観音像を彫刻し安置したのが始まりとされます。日頃から篤く信仰すると死ぬまで元気に過ごすことが出来ると信じられている事から「嫁いらず観音院」と呼ばれています。
・済渡寺・岡山県
・新見市
・天平11年(739)、行基菩薩によって開かれたと伝わる寺院で、弘仁2年(811)に弘法大師空海が当寺を訪れた際に、改めて子安観音像を本尊として勧請し寺院として開山したと伝えられています。女性にも参拝を許した事から女人高野と呼ばれ女性からの信仰を広げました。
・三尾寺・岡山県
・新見市
・仁亀4年(727)、行基菩薩が全国を巡錫し当地を訪れた際、霊夢に観音菩薩が出現し、その御告げに従い本尊となる十一面観音像を彫刻し一宇を設けて安置したと伝えられています。大同2年(807)には弘法大師空海が訪れ脇侍となる不動明王像と毘沙門天像を彫刻し安置したそうです。
真光寺・岡山県
備前市
・天平11(739)、行基菩薩が当地を訪れた際に、自ら薬師如来像を彫刻し安置したのが始まりとされます。その後、天平勝宝年間(749〜757年)に孝謙天皇の勅命により報恩大師が備前四十八箇寺に定めたそうです。
・松本寺・岡山県
・備前市
・天平元年(729)、行基菩薩によって創建されたと伝わる寺院です。明確な記録があるのは室町時代からなので詳細は不詳ですが、本尊である薬師如来坐像は藤原時代に制作されたもので岡山県指定文化財に指定されています。
・静円寺・岡山県
・瀬戸内市
・天平2年(730)、行基菩薩によって創建されたと伝わる寺院です。最盛期には山内に33坊、寺領300町歩を有する大寺院でしたが、江戸時代以降は衰微し、現在は地蔵院など3院となっています。
・円城寺・岡山県
・吉備
・中央町
・和銅8年(715)、行基菩薩によって創建されたと伝わる寺院で、報恩大師が備前四十八箇寺に定められたとされます。当初は本宮山の山頂付近に境内を構え正法寺と称し得tいましたが、鎌倉時代に現在地に移り円城寺と改められています。
・興隆寺・岡山県
・鏡野町
・養老3年(719)、行基菩薩が当地を訪れた際、本尊となる五智大日如来像を彫刻し安置したのが始まりとされます。天文22年(1553)に火災により焼失すると衰微しましたが、永録2年(1559)、光阿上人によって再興を果たしています。
・菩提寺・岡山県
・奈義町
・奈良時代に行基菩薩が創建したとも、持統天皇の御代に修験道そ祖とされる役小角が創建したとも云われています。
・井原温泉・岡山県
・井原市
・井原温泉は行基によって「烏休の湯」と命名されたと云われています。
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※ 「全国の行基菩薩:縁の社寺・温泉」は「郷土資料辞典」、「日本の城下町」、「観光パンフレット」、「観光地案内板」、「関係HP」等を参考にさせていただいています。リンクはフリーですが画像や文章等のコピーは行わないでください。