西大寺:岡山県岡山市

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【 概 要 】西大寺岡山県岡山市)は天平勝宝3年(751)に藤原皆足姫によって一宇が設けられ本尊として観音像が安置された事を初源としています。藤原皆足姫は周防国玖珂庄(現在の山口県玖珂郡)に住していましたが、ある時、霊夢に日頃から篤く信仰していた観音菩薩の化身が出現し、その御告げに従い金岡郷(現在の岡山市東区西大寺金岡)に草庵を設けて千手観音菩薩像を安置したと伝えられています。宝亀8年(777)、長谷寺(奈良県桜井市初瀬・真言宗豊山派総本山)で厳しい修行を重ねていた安隆上人の霊夢にも観音菩薩の化身が出現し、「金岡郷の藤原皆足姫を助けよ」との御告げがありました。早速海路で金岡郷に向かっている船中、龍神の化身と思われる白髪の老人が出現し、犀の角を差し出して、「この犀の角も観音様と一緒に祭って欲しい」と告げ姿を消しました。安隆上人が金岡郷に到着し、これらの事を藤原皆足姫に告げると、姫も仏の意を感じ取り2人で協力しながら、霊地である現在地に本格的な寺院を創建し「犀戴寺」と名付け千手観音菩薩像と犀の角を安置したと伝えられています。その後、後鳥羽上皇の帰依を受け「西大寺」に寺号を改めています。朝廷の庇護もあり寺運も隆盛し、当地方を代表する大寺院として名を馳せるようになり、境内には七堂伽藍が立ち並んでいたそうです。例祭である「はだか祭り」は、住職が本堂御福窓から2本の宝木を投げ、それを裸となった男衆が争奪するという激しい祭りで「日本三大奇祭」に数えられています。

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